●24日、中国の高官が中国はすでに中高所得国の仲間入りをしているとの見方を示した。資料写真。
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レコードチャイナ 配信日時:2014年4月26日 23時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87191&type=0
中国はすでに中高所得国の仲間、1人当たりGDPは6700ドル―中国政府
「中国の1人当たりGDPは6700ドル(約68万5000円)を上回り、
すでに中高所得国の仲間入りを果たした。
今後の目標は世界銀行が定める高所得国の基準に近づくことだ」
と述べた。
中国社会科学院が2011年に発表した「産業競争力青書」には、同年の世界銀行の基準によると、
中国はすでに「上位中所得国」の仲間入りを果たしたと記載されている。
また、徐林司長は
「イノベーション駆動型発展を実現し、より良いモデルチェンジやアップグレードを実現することが重要研究課題のひとつとなっている」
と指摘した。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)
』
わかりにくかったのが、
「中高所得国」って何?
である。
「すでに中高所得国の仲間入りを果たした。
今後の目標は世界銀行が定める高所得国の基準に近づくことだ」
と書いてある。
ということは「高所得国」には
①.(高)高所得国
②.中高所得国
③.低高所得国
があることになる。
そういう分類があるのだろうか。
少々疑問になったので調べてみた。
通常では世界銀行の分類方法が主流である。
Google画像から引っ張ってみる。
高所得国は「$12,616」以上でなければならない。
2012年には「$5,740」であった中国は現在「$6,700」となった、ということである。
これは高所得国の53%になる。
よって中国は高所得国には分類されない。
「中高所得国」とは誤りである。
おそらくは「高中所得国(上位中所得国)」と書くべきところを「高」と「中」を順序を間違って書いてしまったのであろう。
あるいは訳し間違えかである。
正しくは
「中国の1人当たりGDPは6700ドル(約68万5000円)を上回り、
すでに高中所得国の仲間入りを果たした。
今後の目標は世界銀行が定める高所得国の基準に近づくことだ」
と書くべきところだったのだろう。
どこまでが熟語か、という日本語の解釈間違いである。
文字を操るメデイアとしては相当にお粗末である。
【輝かしい未来が描けなくなった寂しさ】
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