●孵化後海に向かうアオウミガメの赤ちゃん(インドネシア・スカマデ)
『
2014/05/07 20:55 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014050701001697.html
フィリピンが中国漁船拿捕 南沙諸島、対立激化も
【マニラ、北京共同】
フィリピン警察は7日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にあるハーフムーン礁周辺で、違法にウミガメ漁を行っていたとして、中国漁船とフィリピン漁船の計2隻を6日に拿捕したことを明らかにした。
南沙諸島の領有権を主張する中国の反発は必至。
南シナ海をめぐる両国の対立が激化する懸念もある。
中国外務省の華春瑩副報道局長は7日、南沙諸島の中国主権を主張した上で漁船や船員の即時釈放を要求。
「フィリピン側が挑発的な行動をとらないよう警告する」
と強調した。
中国海警局の船もすでに、現場海域に到着したという。
』
『
読売新聞 2014年05月07日 20時14分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140507-OYT1T50104.html?from=ytop_top
比、中国漁船を拿捕…ウミガメ350匹積む
【北京=牧野田亨】中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は7日の定例記者会見で、中国漁船1隻が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島でフィリピン側に拿捕(だほ)されたことを明らかにした。
中国とフィリピンは南沙諸島の領有権を巡って激しく対立している。
華副局長は
「フィリピン側に抗議し、船と乗員の返還を求めた」
と説明した上で、
「二度と挑発的行動を取らないよう、改めて警告する」
と述べた。
中国は「海警局」の公船を現場海域に派遣しており、緊張が高まる可能性もある。
ロイター通信によると、フィリピン海上警察の巡視船が6日朝、南沙諸島のハーフ・ムーン(中国名・半月)礁沖で中国漁船を発見。350匹のウミガメを積んでおり、違法操業の疑いがあるとして、船とともに中国人の乗員11人を連行した。
』
『
ロイター 2014年 05月 8日 00:07 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0DN0MJ20140507
南シナ海の領有権で中国と東南アジアに緊張、船舶衝突や拿捕
● 5月7日、南シナ海の領有権をめぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。写真は南シナ海の南沙諸島にあるセカンド・トーマス礁に座礁している、フィリピン海軍のシエラマドレ号。3月撮影(2014年 ロイター/Erik De Castro)
[ハノイ/北京 7日 ロイター] -
南シナ海の領有権めぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。
フィリピンは、南沙諸島(スプラトリー諸島)付近で中国の漁船を拿捕。
中国は解放を要請した。
ベトナムは、中国が石油掘削を行っている海域はベトナムの領海と主張し、軍の艦船や警備艇を派遣。
これに対し、中国はベトナムに掘削作業の妨害しないよう警告した。
ベトナム外務省は7日、南シナ海で中国の船舶がベトナム船2隻に意図的に衝突してきたと発表した。
外務省によると、衝突は4日に発生。
ベトナムの船舶に大きな被害をもたらした。
6人が軽傷を負った。
外務省の高官、Tran Duy Hai氏は会見で、
「中国の船舶は空からの支援も得て、ベトナム船舶の威嚇を企てた。
放水砲が使用された」
と述べた。
ベトナム海軍関係者は
「銃音は聞いていない。
中国側が発砲してこない限り、われわれが発砲することはない」
と話した。
ベトナムは南シナ海での中国の掘削活動に対して強く抗議しており、中国海洋石油(CNOOC)に対して掘削設備の撤去を求めている。
中国政府はこれまでのところ、船舶の衝突について発言していない。
一方、南沙諸島付近では6日朝、フィリピン海洋警察が、中国漁船を拿捕した。
フィリピンの法律で保護種と定めるウミガメを積んでいたという。
中国外務省報道官は定例会見で、フィリピンは漁船と乗員を解放しなければならない、と主張。
「フィリピンには、一切の挑発行動をとらないよう、再度警告する」
と述べた。
*内容を追加して再送します。
』
オバマの訪問による約定で後ろ盾を得たフィリピンは今後、中国に対して強気に出るだろう。
これに連られてベトナムも中国に対抗意欲を燃やすことになる。
ムードとして周辺諸国の対中国姿勢はこれまでとは違ったレベルで強硬になる。
いわゆる「オバマ効果」が出てくる。
ために、アジアのトラブルメーカーとしての中国は対中包囲網の中で孤立しかねない。
危機を感じる中国は当然のことながら軍事力の増強に走る。
これから
アジアはこのトラブルメーカーを軸に、トラブル頻発の流れに入っていく
ことになる。
不思議に感じるのは日本が中心になって「対中国包囲網」を構築するなら分かるのだがこのところの動きはそうではない。
中国が自ら「対中国警戒網」を作るような動きをしていることである。
なにか意図があるのだろうか。
それともただ成金感覚で周囲に
「オレは金持ちだ!、エライんだ!」
なんて胸張っているだけなのだろうか。
『
レコードチャイナ 配信日時:2014年5月8日 8時39分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87732&type=0
フィリピン、南シナ海で中国漁船を拿捕=中国は合理的な説明と乗組員の釈放求める―中国メディア
●7日、フィリピン海洋警察は、南シナ海の南沙諸島・ハーフムーン礁付近で6日に中国漁船1隻を拿捕したことを明らかにした。これを受け、中国外交部の報道官はフィリピン側に合理的な説明と漁船・乗組員の釈放を求めた。写真は南沙諸島。
2014年5月7日、フィリピン海洋警察は、南シナ海の南沙諸島・ハーフムーン礁(中国名:半月礁)付近で6日に中国漁船1隻を拿捕(だほ)したことを明らかにした。
中国漁船には11人の乗組員がおり、船内から約500匹のウミガメが見つかった。
環球時報がロイターの報道として伝えた。
中国新聞網によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は7日の定例記者会見で、「中国は半月礁を含む南沙諸島と付近海域に争うことのない主権を有する」とした上で、
「フィリピンには、合理的な説明と、漁船と乗組員の釈放を求める。
フィリピン側がいかなる挑発行為も行わないよう、我々は改めて警告する」
と発言。
中国側の海上警備船が現場に向っていることを明らかにした。
』
『
ウォールストリートジャーナル 2014年 5月 08日 10:21 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304155604579548623538045470.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesFirst
ウミガメが火種に―中比の南シナ海領有権問題
By CRIS LARANO
【マニラ】どうしてウミカメが南シナ海の領有権問題の火種になったのか。
絶滅危惧種は、戦うに値するからと主張する人々も少なくないだろう。
世界の7種のウミガメのうち5種が生息するフィリピンでは、ウミガメの密猟は犯罪行為だ。
密猟者には、カメの種類によって最長10年の禁錮刑と最大2万2500ドルの罰金が科される場合がある。
それでも、密猟者たちは肉と甲羅を求めてカメを探す。
カメの肉は一部の国で精力を増強させると信じられているほか、甲羅は宝飾品に使われている。
フィリピン当局は7日、南シナ海の係争地域である南沙(英語名スプラトリー)諸島付近で密猟者がいるとの報告を受け、中国漁船の乗組員を逮捕した。
警察によると、中国漁船には500匹前後のウミガメがおり、一部は既に死んでいた。
これに中国当局は反発、乗組員の釈放をフィリピン当局に求めた。
近年、カメのほか、二枚貝やアリクイなどの絶滅危惧種を密猟したとして中国の漁師がフィリピン当局に拘束されるケースがほかにもある。
フィリピン環境天然資源省生物多様性管理局の幹部は、
「たとえこれらのウミカメがフィリピンで捕獲されていなくても、(容疑者は)フィリピンで訴追される可能性がある。
ウミガメは世界的に保護されている動物だからだ」
と述べた。
フィリピンは密猟の温床となっている。
同幹部によれば、同国に生息する5種全てのウミガメが絶滅の危機に瀕していると考えられているが、タイマイとオサガメは特に厳しい状況に置かれている。
タイマイとオサガメの甲羅は宝飾品などに使われるため、高く評価されているからだ。
●比海軍が中国漁船から押収したアオウミガメ(2011年12月)
そのほか、フィリピンではヒメウミガメ、アオウミガメ、それにアカウミガメの生息が確認されている。
同国で生息が確認されていないウミガメは、ケンプヒメウミガメとヒラタウミガメの2種。
オサガメとタイマイは絶滅の危険度が最も大きいとみられている。
ウミガメが成熟するまでには何十年もかかる。
雌は成熟して初めて産卵し、産卵した海岸に戻ってくる。
人間を含む自然界の天敵のほか、生息地の減少やその他の環境的な脅威が理由で、ふ化したカメのうち成熟するのは1000匹にせいぜい1匹程度しかない。
1匹の雌は1回に最大150個の卵を産めるほか、1シーズンに数回産卵できる。
世界自然保護基金(WWF)によると、カリフォルニア州だけで約3万匹のアオウミガメが密猟されている。
このほか東南アジアと南太平洋で5万匹以上のウミガメが殺されている。
1960年代には、メキシコで100万匹以上のヒメウミガメが殺された。
WWFによると、幼いウミガメは多くの国ではく製にされて観光客に売られている。
またウミガメの卵は中国などの一部の国で精力増強効果があると考えられており、バーやレストランで生食されたり、スナックとして売られたりしているという。
中国やその他の東アジアの国の料理には、スッポンの肉、皮、内臓を使ったスープがある。
カメはまた、漢方薬にも使われている。
日本はウミガメの甲羅の主な輸入国だ。
同国ではカメの甲羅が「べっ甲」と呼ばれている。
』
『
サーチナニュース 2014-05-08 10:39
http://news.searchina.net/id/1531724
中国報道「フィリピンは<最凶>の国」
・・・漁船拿捕され強烈非難
フィリピン当局が6日午前、南沙諸島(中国での表記は南沙群島、国際的にはスプラトリー諸島)海域で中国の漁船1隻を拿捕(だほ)し、乗組員11人の身柄を拘束した問題で、中国ではフィリピンを強く非難しする記事の発表が相次いでいる。
一方では、拘束された乗組員に同情する記事も目立つ。
フィリピン警察によると、中国船1隻を6日午前。
警察隊の情報部門と特殊小型艇の隊員が同海域で「行動」し、中国船1隻に乗り組んで検査した。
フィリピン警察側は、同船からウミガメ約500匹が見つかり、うち1匹はすでに死んでいたとして、漁船乗組員は同国の「野生動物保護法」に違反した疑いで、船を拿捕し、乗組員11人の身柄を拘束して、同国パラワン島のペルト・プリンセサ港に送ることに決定した。
中国側情報によると、拿捕されたのは海南省の漁船「瓊瓊海09063」で、「正体不明の武装船に操業を妨害され、発砲で威嚇」されたという。
近くにいた「瓊瓊海03168」は撤退に成功した。
中国共産党機関紙の人民日報系の環球時報は
フィリピンを「南シナ海で騒ぎを起こす“最凶の国家”」
と決めつけ、
「2012年に(領有などで争っている)黄岩島(スカボロー礁の中国側呼称)で、中国とフィリピンの艦船が対峙したのも、フィリピン軍が中国の漁民を捕まえようとしたことが原因で引き起こされた」
と主張。
「フィリピンは教訓を忘れたのか?
米国のオバマが先月(4月)、マニラを訪れ、双方の軍事協定に署名したことが、フィリピンがさらに1歩、中国を挑発する“勇気の源”になったのか」
などと、フィリピンを強く非難した。
同記事は専門家の意見として、
「中国には挑発に反撃する力がある。
フィリピンが拘束した人を迅速に釈放しないなら、中国は黄岩島の問題で、これまで以上に厳しい対抗措置をよい」
との考えを紹介した。
一方で、身柄を拘束された乗組員に同情する記事も目立つ。
中国新聞社は「南シナ海で連絡を絶った海南省籍漁民はすべて、現地人。最小は19歳」、「海南の拘束された漁民の父母は涙を流して息子の無事帰還を待ち望んでいる」などの記事を配信した。
』
2014/05/07 20:55 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014050701001697.html
フィリピンが中国漁船拿捕 南沙諸島、対立激化も
【マニラ、北京共同】
フィリピン警察は7日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にあるハーフムーン礁周辺で、違法にウミガメ漁を行っていたとして、中国漁船とフィリピン漁船の計2隻を6日に拿捕したことを明らかにした。
南沙諸島の領有権を主張する中国の反発は必至。
南シナ海をめぐる両国の対立が激化する懸念もある。
中国外務省の華春瑩副報道局長は7日、南沙諸島の中国主権を主張した上で漁船や船員の即時釈放を要求。
「フィリピン側が挑発的な行動をとらないよう警告する」
と強調した。
中国海警局の船もすでに、現場海域に到着したという。
』
『
読売新聞 2014年05月07日 20時14分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140507-OYT1T50104.html?from=ytop_top
比、中国漁船を拿捕…ウミガメ350匹積む
【北京=牧野田亨】中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は7日の定例記者会見で、中国漁船1隻が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島でフィリピン側に拿捕(だほ)されたことを明らかにした。
中国とフィリピンは南沙諸島の領有権を巡って激しく対立している。
華副局長は
「フィリピン側に抗議し、船と乗員の返還を求めた」
と説明した上で、
「二度と挑発的行動を取らないよう、改めて警告する」
と述べた。
中国は「海警局」の公船を現場海域に派遣しており、緊張が高まる可能性もある。
ロイター通信によると、フィリピン海上警察の巡視船が6日朝、南沙諸島のハーフ・ムーン(中国名・半月)礁沖で中国漁船を発見。350匹のウミガメを積んでおり、違法操業の疑いがあるとして、船とともに中国人の乗員11人を連行した。
』
『
ロイター 2014年 05月 8日 00:07 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0DN0MJ20140507
南シナ海の領有権で中国と東南アジアに緊張、船舶衝突や拿捕
● 5月7日、南シナ海の領有権をめぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。写真は南シナ海の南沙諸島にあるセカンド・トーマス礁に座礁している、フィリピン海軍のシエラマドレ号。3月撮影(2014年 ロイター/Erik De Castro)
[ハノイ/北京 7日 ロイター] -
南シナ海の領有権めぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。
フィリピンは、南沙諸島(スプラトリー諸島)付近で中国の漁船を拿捕。
中国は解放を要請した。
ベトナムは、中国が石油掘削を行っている海域はベトナムの領海と主張し、軍の艦船や警備艇を派遣。
これに対し、中国はベトナムに掘削作業の妨害しないよう警告した。
ベトナム外務省は7日、南シナ海で中国の船舶がベトナム船2隻に意図的に衝突してきたと発表した。
外務省によると、衝突は4日に発生。
ベトナムの船舶に大きな被害をもたらした。
6人が軽傷を負った。
外務省の高官、Tran Duy Hai氏は会見で、
「中国の船舶は空からの支援も得て、ベトナム船舶の威嚇を企てた。
放水砲が使用された」
と述べた。
ベトナム海軍関係者は
「銃音は聞いていない。
中国側が発砲してこない限り、われわれが発砲することはない」
と話した。
ベトナムは南シナ海での中国の掘削活動に対して強く抗議しており、中国海洋石油(CNOOC)に対して掘削設備の撤去を求めている。
中国政府はこれまでのところ、船舶の衝突について発言していない。
一方、南沙諸島付近では6日朝、フィリピン海洋警察が、中国漁船を拿捕した。
フィリピンの法律で保護種と定めるウミガメを積んでいたという。
中国外務省報道官は定例会見で、フィリピンは漁船と乗員を解放しなければならない、と主張。
「フィリピンには、一切の挑発行動をとらないよう、再度警告する」
と述べた。
*内容を追加して再送します。
』
オバマの訪問による約定で後ろ盾を得たフィリピンは今後、中国に対して強気に出るだろう。
これに連られてベトナムも中国に対抗意欲を燃やすことになる。
ムードとして周辺諸国の対中国姿勢はこれまでとは違ったレベルで強硬になる。
いわゆる「オバマ効果」が出てくる。
ために、アジアのトラブルメーカーとしての中国は対中包囲網の中で孤立しかねない。
危機を感じる中国は当然のことながら軍事力の増強に走る。
これから
アジアはこのトラブルメーカーを軸に、トラブル頻発の流れに入っていく
ことになる。
不思議に感じるのは日本が中心になって「対中国包囲網」を構築するなら分かるのだがこのところの動きはそうではない。
中国が自ら「対中国警戒網」を作るような動きをしていることである。
なにか意図があるのだろうか。
それともただ成金感覚で周囲に
「オレは金持ちだ!、エライんだ!」
なんて胸張っているだけなのだろうか。
『
レコードチャイナ 配信日時:2014年5月8日 8時39分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87732&type=0
フィリピン、南シナ海で中国漁船を拿捕=中国は合理的な説明と乗組員の釈放求める―中国メディア
●7日、フィリピン海洋警察は、南シナ海の南沙諸島・ハーフムーン礁付近で6日に中国漁船1隻を拿捕したことを明らかにした。これを受け、中国外交部の報道官はフィリピン側に合理的な説明と漁船・乗組員の釈放を求めた。写真は南沙諸島。
2014年5月7日、フィリピン海洋警察は、南シナ海の南沙諸島・ハーフムーン礁(中国名:半月礁)付近で6日に中国漁船1隻を拿捕(だほ)したことを明らかにした。
中国漁船には11人の乗組員がおり、船内から約500匹のウミガメが見つかった。
環球時報がロイターの報道として伝えた。
中国新聞網によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は7日の定例記者会見で、「中国は半月礁を含む南沙諸島と付近海域に争うことのない主権を有する」とした上で、
「フィリピンには、合理的な説明と、漁船と乗組員の釈放を求める。
フィリピン側がいかなる挑発行為も行わないよう、我々は改めて警告する」
と発言。
中国側の海上警備船が現場に向っていることを明らかにした。
』
『
ウォールストリートジャーナル 2014年 5月 08日 10:21 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304155604579548623538045470.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesFirst
ウミガメが火種に―中比の南シナ海領有権問題
By CRIS LARANO
絶滅危惧種は、戦うに値するからと主張する人々も少なくないだろう。
世界の7種のウミガメのうち5種が生息するフィリピンでは、ウミガメの密猟は犯罪行為だ。
密猟者には、カメの種類によって最長10年の禁錮刑と最大2万2500ドルの罰金が科される場合がある。
それでも、密猟者たちは肉と甲羅を求めてカメを探す。
カメの肉は一部の国で精力を増強させると信じられているほか、甲羅は宝飾品に使われている。
フィリピン当局は7日、南シナ海の係争地域である南沙(英語名スプラトリー)諸島付近で密猟者がいるとの報告を受け、中国漁船の乗組員を逮捕した。
警察によると、中国漁船には500匹前後のウミガメがおり、一部は既に死んでいた。
これに中国当局は反発、乗組員の釈放をフィリピン当局に求めた。
近年、カメのほか、二枚貝やアリクイなどの絶滅危惧種を密猟したとして中国の漁師がフィリピン当局に拘束されるケースがほかにもある。
フィリピン環境天然資源省生物多様性管理局の幹部は、
「たとえこれらのウミカメがフィリピンで捕獲されていなくても、(容疑者は)フィリピンで訴追される可能性がある。
ウミガメは世界的に保護されている動物だからだ」
と述べた。
フィリピンは密猟の温床となっている。
同幹部によれば、同国に生息する5種全てのウミガメが絶滅の危機に瀕していると考えられているが、タイマイとオサガメは特に厳しい状況に置かれている。
タイマイとオサガメの甲羅は宝飾品などに使われるため、高く評価されているからだ。
●比海軍が中国漁船から押収したアオウミガメ(2011年12月)
そのほか、フィリピンではヒメウミガメ、アオウミガメ、それにアカウミガメの生息が確認されている。
同国で生息が確認されていないウミガメは、ケンプヒメウミガメとヒラタウミガメの2種。
オサガメとタイマイは絶滅の危険度が最も大きいとみられている。
ウミガメが成熟するまでには何十年もかかる。
雌は成熟して初めて産卵し、産卵した海岸に戻ってくる。
人間を含む自然界の天敵のほか、生息地の減少やその他の環境的な脅威が理由で、ふ化したカメのうち成熟するのは1000匹にせいぜい1匹程度しかない。
1匹の雌は1回に最大150個の卵を産めるほか、1シーズンに数回産卵できる。
世界自然保護基金(WWF)によると、カリフォルニア州だけで約3万匹のアオウミガメが密猟されている。
このほか東南アジアと南太平洋で5万匹以上のウミガメが殺されている。
1960年代には、メキシコで100万匹以上のヒメウミガメが殺された。
WWFによると、幼いウミガメは多くの国ではく製にされて観光客に売られている。
またウミガメの卵は中国などの一部の国で精力増強効果があると考えられており、バーやレストランで生食されたり、スナックとして売られたりしているという。
中国やその他の東アジアの国の料理には、スッポンの肉、皮、内臓を使ったスープがある。
カメはまた、漢方薬にも使われている。
日本はウミガメの甲羅の主な輸入国だ。
同国ではカメの甲羅が「べっ甲」と呼ばれている。
』
『
サーチナニュース 2014-05-08 10:39
http://news.searchina.net/id/1531724
中国報道「フィリピンは<最凶>の国」
・・・漁船拿捕され強烈非難
フィリピン当局が6日午前、南沙諸島(中国での表記は南沙群島、国際的にはスプラトリー諸島)海域で中国の漁船1隻を拿捕(だほ)し、乗組員11人の身柄を拘束した問題で、中国ではフィリピンを強く非難しする記事の発表が相次いでいる。
一方では、拘束された乗組員に同情する記事も目立つ。
フィリピン警察によると、中国船1隻を6日午前。
警察隊の情報部門と特殊小型艇の隊員が同海域で「行動」し、中国船1隻に乗り組んで検査した。
フィリピン警察側は、同船からウミガメ約500匹が見つかり、うち1匹はすでに死んでいたとして、漁船乗組員は同国の「野生動物保護法」に違反した疑いで、船を拿捕し、乗組員11人の身柄を拘束して、同国パラワン島のペルト・プリンセサ港に送ることに決定した。
中国側情報によると、拿捕されたのは海南省の漁船「瓊瓊海09063」で、「正体不明の武装船に操業を妨害され、発砲で威嚇」されたという。
近くにいた「瓊瓊海03168」は撤退に成功した。
中国共産党機関紙の人民日報系の環球時報は
フィリピンを「南シナ海で騒ぎを起こす“最凶の国家”」
と決めつけ、
「2012年に(領有などで争っている)黄岩島(スカボロー礁の中国側呼称)で、中国とフィリピンの艦船が対峙したのも、フィリピン軍が中国の漁民を捕まえようとしたことが原因で引き起こされた」
と主張。
「フィリピンは教訓を忘れたのか?
米国のオバマが先月(4月)、マニラを訪れ、双方の軍事協定に署名したことが、フィリピンがさらに1歩、中国を挑発する“勇気の源”になったのか」
などと、フィリピンを強く非難した。
同記事は専門家の意見として、
「中国には挑発に反撃する力がある。
フィリピンが拘束した人を迅速に釈放しないなら、中国は黄岩島の問題で、これまで以上に厳しい対抗措置をよい」
との考えを紹介した。
一方で、身柄を拘束された乗組員に同情する記事も目立つ。
中国新聞社は「南シナ海で連絡を絶った海南省籍漁民はすべて、現地人。最小は19歳」、「海南の拘束された漁民の父母は涙を流して息子の無事帰還を待ち望んでいる」などの記事を配信した。
』
【輝かしい未来が描けなくなった寂しさ】
_